整体などの癒し系産業が今後も激増

地獄の歯科業界、大余剰で年収2百万も…激増の「整体」」「もみほぐし」、大チェーン出現

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Herbal Body-care代表の王です。

マッサージや整体などの癒し系産業が今後増々増えそうです。本来、人のお体に手を触れて施術する行為を業とできるのはあん摩・指圧マッサージ師に限られているのですが、リラクゼーションや整体という名目によって今後もその数は増々増えてくるでしょう。

なぜならー

  • ストレス社会による癒やしの需要増加
  • 難しい医学的知識の習得を必要としない
  • セミナーに何度か通えば誰でもすぐ施術者になれる
  • 失業率の増加に伴い、技術ひとつで誰でも参入できる

以上が癒やし系事業が乱立する主な要因なのですが、10年以上前からすでにこの傾向はあったものの、近頃は更にひどくなっているようです。しかしだからといってそれが完全に悪いことだと私は思いません。マッサージ師の国家資格があるから技術があるとは限りらないのですから、色々な方が多く参入することでリラクゼーションが増えれば当然競争が起こり、結果それが更なる技術の進歩とサービス向上につながることもあるからです。実際近頃ではストレッチという新たな形態がビジネスとして成功している。それよりも問題となるのが、乱立により価格破壊が起こって才能ある人が独立開業しにくくなり、逆に企業などの大手が格安で労働力を確保した結果、施術者にとって人を癒やすという仕事の価値と魅力が下がってしまう方が心配である。実際大手のリラクゼーションが行っている施術を受けても、治療システムと言葉巧みな説明に誘導されているだけで、身体を触られた瞬間すぐに素人だと分かる。本当に「この先生うまい!」と感じる施術者はほとんどいない。運良くいたとしても次回行くと居なくなっている。この気に入った先生ほどすぐに居なくなってしまう要因はいったいなんでしょうか?
それはー

単純に待遇が見合わないから

大手企業はまず学校や教育システムを作るだけでなく、卒業後もバックアップするので安心と謳って労働力を確保している。ところがはじめは志し高く癒やし産業に飛び込んでも、しばらくしてその仕組みに気づいた時は、もはや辞めるに辞められず、かと言って過当競争や乱立で独立するのも難しい。しかし才能があって技術と向上心がある施術者ならば当然良い収入を得るべきだし、また十分な収入と安心して働ける環境があることが、結果として本当に癒やしを必要としている方にとっても恒常的にメリットになるのであれば、これほどいいに越したことはない。

 

技術のある先生を見つけたいクライアント、やり甲斐と満足な収入を得られる施術者、そしてその環境を整える経営者の三者が共にWin-Winな関係を構築できる道筋がないか日々模索しております。

 

リラクゼーション業のこれから